黄砂が肌荒れの原因に

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4月29日の共同通信によると黄砂が肺に入ると花粉症や気管支ぜんそくなどのアレルギー
症状が悪化するという実験結果が発表された。

この実験結果を発表したのは、市瀬孝道大分県立看護科学大教授(環境毒性学)
と国立環境研究所などのグループ。

黄砂は、主として乾燥地帯(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯で強風に
より舞い上がった多量の砂塵(さじん)が上空四千−七千メートルを流れる偏西風に
乗って運ばれ、日本、韓国、中国、東アジアなどで降下する現象をいいます。

濃度が濃い場合は、天空が黄褐色となることがあります。
一般的には春(3月〜5月)に多く観測され、黄砂が呼吸器に影響を及ぼすことは
指摘されていたが、黄砂とアレルギーの関連を実験で確かめたのは初なのだそうです。

マウスの肺に、アレルギー症状を起こす卵白アルブミンと中国・ゴビ砂漠南部で採取
した黄砂をカテーテルで注入し実験。卵白アルブミンだけを入れたマウスと比較した。

黄砂は環境基準値の2-4倍の量とした。卵白アルブミンだけでも気管支などに炎症が
起きたが、黄砂を入れた場合は炎症はより強かった。

肺を洗浄した液体を調べると、アレルギー性疾患で増える白血球の1つ好酸球は
十数倍、好酸球を増加させる生理活性物質「インターロイキン5」は100倍以上だった。

韓国の黄砂の量は日本の5-10倍とされる。海外環境協力センターによると、黄砂
があった数日間は呼吸器や循環器の病気で入院した人がそれぞれ8%、4%増
えたという韓国の大学の調査結果がある。

日本の黄砂は韓国と比べ細かく、肺に入りやすい。
微量でも吸い込むと花粉症やぜんそくなどが悪化する可能性があり、マスクで
防ぐことが必要だと指摘されている。

名古屋大学太陽地球環境研究所 の大気化学の研究グループが、大気中から
フィルターで集めた粒子一粒ごとの成分をレーザーで瞬時に分析できる装置で
観測したところ、中国大陸の砂漠地帯で採取した黄砂には含まれていない窒素
酸化物や硫黄酸化物といった大気汚染物質が、日本に飛来した黄砂の一粒ず
つに多量に吸着している事実が判明しています。

 2006年の春から、ようやく環境省も黄砂を集めて分析する調査を開始しました。
国立環境研究所(茨城県つくば市)など全国8カ所に観測拠点を設置し、空気中
から集めた黄砂を詳しく観測することで、黄砂予測精度を向上させていく予定です。
現在のところ、黄砂観測は目視が中心です。しかし黄砂情報の詳細な公開は
重大な問題となってきています。

砂はその細かい粒子が、アレルギーを悪化させます。外に出ると、目の不快感が
あったり、咳や鼻がでる場合は、1つの原因として黄砂が考えられます。

また黄砂はアルカリ性なので、皮膚につくと毛穴が開き、皮脂膜の機能が低い人
は影響を受けやすく、肌荒れやアトピーの悪化の原因の一つとなる可能性があります。
黄砂の季節の外出のあとはとくに肌をきれいにしましょう。

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